
明日月22日にこと座流星群のピークを迎えます。
観測時間と方角によって大きく左右される観測状況。
そんな”4月こと座流星群”の観測時間帯と方角をご紹介します。
4月こと座流星群とは?
こと座流星群の歴史はかなり古く、最初の観測記録は中国で2000年以上も前とのことです。紀元前687年や紀元前15年に見られたとの記録がありますが、紀元前というともうどれほど昔なのか分からないですね。。。
他にも観測記録はいくつかあるのですが、1803年のアメリカで15分間で167個もの流星群の観測が記録されています。
1分間に約11個、6秒に1個流れ星が見れる計算になります。
日本でも1945年に活発な活動が観測されているので、これは今年期待できるのか!?
あ、ちなみに学説的に4月こと座流星群をみると、
学術名(コード) April Lyrids(LYR)
極大太陽黄経 32°.32
極大時輻射点 赤経 = 271°.4度 / 赤緯 = +33°.6度
出現期間 4月16日~4月25日(極大時刻は年によって違う.観測条件を参照)
性質 極大出現数(ZHR):18,光度比2.1,対地速度: 49km/s
母天体 C/1861G1 Thatcher
想像の通り分かりませんw
4月22日のこと座流星群のピーク観測時間帯は?
流星群には観測のピーク時間帯というのがあります。
1日中星空を見上げていても観測できません。
なのでこのピーク時間帯をしっかり把握して、その時間帯だけでも夜空を見上げるようにしましょう。
4月22日のこと座流星群のピーク観測時間帯は、
22日23時~23日の明け方まで
とはいえ、この時間帯でないと流星群が見れないかといったら違います。
流星群は4月16日~25日まで活動しています。
つまり今見れてもおかしくはないのです。
ですが、まだ空が明るかったり、曇っていたり、数が少ないので1時間に何個みれるのか。。。
など条件が悪いので、一番条件のよい22日の23時から見るようにしましょう。
4月22日のこと座流星群の方角は?
流星群を見るには方角も重要です。
空は360度広がっていますので、流星群の流れる方角が分かっていないと、全く逆の方角をみて時間を潰してしまうかもしれません。そんな勿体無いことをしないように、流星群をみるときは方角はちゃんと把握しておきましょう。
とは言ったものの、今回の”4月こと座流星群”は方角がそれほど決まっていないようです。なので、どの方角をみても良いようですが、強いて言えば”月”が見えない方角にしましょう。
月は夜空を照らしてくれる普段ありがたいものですが、こと流星群の観測となるとその光が邪魔になります。
流星群は、星が流れて摩擦によって生じた光を観測するものですが、月の光がそれより明るいと全く見えなくなってしまいます。
なので、出来るだけ月の光が届かない反対方向などで観測するのをオススメします。
2014年の4月こと座流星群の総評
はっきり言って、観測状況は悪いです。
しかし、全く見れない訳ではありませんが、過去の活発な状況ほど観測できる訳でもありません。
天候的には晴れの予報ではありますが、観測時間が22日の23時からなので、その頃には月は高く昇り始めているので、夜空が明るく照らされてしまいます。
どうしても流星群見たい!
そんな人は夜遅いですが、23日の朝3時に極大時刻を迎えます。
その時であれば、月明かりはありますが観測状況としては良好とのことです。
2013年4月こと座流星群の動画がありましたのでこちらも見てみてください。
今年も去年ほど綺麗な星空になってくれれば良いですね。
もちろんしっかりと今年の”4月こと座流星群”を観測しようと思います。
月明かりを目に入れないように、ぼんやりと夜空を見上げてみましょう。
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