
今年の6月、大阪で独自のマッサージを提唱しているNPO法人代表の施術を受けた乳児が死亡していたことが判明した。
個人ではなく、NPO法人が提唱していたマッサージで死亡例がでたことで多くの注目が集まっている。
大人と違い、まだ身体が成熟していない幼児に対してのマッサージなどは、正確な知識と技術が必要になります。
これを間違えると一生後遺症を残す事態になったり、死亡することもあります。
そんな乳児・幼児になってはいけないマッサージをまとめてみました。
同じやり方でも力の強弱で効果が出るものもあるかもしれませんが、一度事故になっているマッサージだと認識し注意をして下さい。
首ひねりマッサージの危険性
大阪で行われた首ひねりマッサージ。
生後4ヶ月の乳児に対して、首をひねったり、首をもんだりするマッサージが行われていた。
施術中に呼吸が止まり、救急車を呼んだが6日後に死亡が確認された。
実は今回が初めてではなく、去年も同じ施術で幼児が死亡していることが分かっている。
NPO法人理事は
としているが、実際の因果関係はどうなのだろうか。
今回の件での死因は『低酸素脳症による多臓器不全』
つまり、脳に酸素が十分に行き渡らなかったことが原因だ。
首をひねる施術中に力を入れすぎ、上手く呼吸が出来なくなったのが原因と考えられはしないのか?
施術中と思われる画像が見つかった。それがこれだ。
気になって調べたらあり得ない画像ばかり出てくるんだけど。 / 首ひねる独自マッサージ後乳児死亡 NPO代表任意聴取 http://t.co/sc1MVE0CHf pic.twitter.com/XQs9OVQ2cD
— chitose (@chitose511) 2014, 9月 6
これはいくらなんでもやり過ぎなのではないか?
1年間に2件もの死亡例をだしている独自のマッサージ法ですので、因果関係がはっきりするまで絶対にやらないでください。
1日に全身のマッサージをしてはいけない!
ベビーマッサージでついついやりがちなのが、1日に全身のマッサージをやってしまうこと。
マッサージ自体は親子の触れ合い(スキンシップ)ですので大切なことなのですが、つい全身を一気にマッサージしようとはしないで下さい。
相手はまだ幼児です。大人の感覚でマッサージをしていては負担になることも多くあります。
ですので毎時にマッサージをするにしても、『今日は手だけ』とか『今日は脚のマッサージ』と分けて行うことが良しとされています。
体調不良や予防接種後のマッサージ
これも幼児はまだ身体が出来上がっていないので、体調不良や予防接種で身体に負担がかかっている状態の時にマッサージをしては、さらに負担を与えることになりますので控えましょう。
また、怪我をしている箇所や、アトピー・皮膚炎を起こしている場合も注意が必要です。
無理に関節を伸ばす
マッサージの一種に、関節の運動がありますが、これも無理をしては関節を痛めることになります。
幼児の場合は関節もまだ完全に繋がっていないので、無理に伸ばしたりしては靭帯を傷つける恐れがありますので、赤ちゃんの様子を常に見ながら、適度な力加減で行うようにしましょう。
また、頻繁にやりすぎても疲労が蓄積するだけとの報告もあるので、毎日同じ箇所をやるのではなく、マッサージと同じで、日によって運動する箇所を決めて行うようにしましょう。
やわらかいところにうつぶせ寝させる
マッサージとは直接関係はありませんが、どうしても赤ちゃんに対しては過保護になりがちです。
しかし、実は逆効果になることもあるので注意しましょう。
特にベッドなどは柔らかいものにすることが多いと思いますが、やわらかい場所でのうつ伏せは大変危険です。
寝返りなど行えれば言いのですが、自力でできない赤ちゃんは窒息の恐れがあるので注意が必要です。
それでもうつ伏せが好きな赤ちゃんもいますので、寝たら仰向けにするなどの工夫をしてみて下さい。
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