
2014年の今年から年金の督促(とくそく)がとても厳しくなっている。
日本年金機構から『特別催促状』が送りつけられてくる人が増えています。
これを無視し続け、年金を納付しないと口座や財産の差し押さえが待っている。
本人に支払い能力が無く、未納金額が支払えない場合は延滞金も含め、連帯納付義務者も財産の差し押さえが行われる。
つまり配偶者、親や家族、現在住んでいる場所の世帯主にまで迷惑をかけることになる。
酷い仕打ちのようだが、これは国民の義務として国からのお達しなので無視はできない。
そんなときの対策をまとめてみた。
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そもそも何で『特別催促状』が届くの?
なぜ『特別催促状』が届くことになってしまったのか?
現在年金の滞納者は国民の半数近くになる数字と指標がでている。
しかし全ての人に対して『特別催促状』を送っている訳ではない。
日本年金機構がちゃんと調べて滞納者を選別しているのだ。
厚生労働省の担当者はこう話している。
さらに元厚生労働大臣の長妻昭衆議院議員はこう述べている。
つまり、年収でみられると、健康保険などの他の税金の差し引きなどで実際に手元に残るお金は少なくなっている。
しかし所得としてみると、実際にお金が手元に入った金額で計算するので、その手元に400万円以上ある人は年金も支払える能力があるでしょ?ということだ。
特別催告状を無視していたらどうなるの?
まず一番最初に届くのが『国民年金に関する重要なお知らせです。』というハガキだ。
日本年金機構 民間委託事業者 『国民年金に関する重要なお知らせです。』
これは催促状でも督促状でもなんでもない。
現在の自分の国民年金保険料納付状況を確認するハガキだ。
これには以下のことが書いてある。
基礎年金番号・・・自分の年金番号が記載されている。
未納月数・・・未納期間がどれだけあるかが記載
未納金額・・・未納金額が記載
つまりこれを送られた時点で、これであなたは自分の年金未納状況を把握してるでしょ?ちゃんと払いなさいよ。と言われていると同じだ。
さらにこれを無理するとどうなるのか?
特別催促状
ついにこれのお出ましだ。
これには簡単にいうとこう書いてある。
国民年金保険証納付書を送るから平成○○年○月○日までに早く納めてくれ。
じゃなきゃ財産の差し押さえするよ?
それでもダメなら家族からも差し押さえするからね?
それでもいいの?
いやなら早く全額納付しろ!
あ、もちろん延滞金も合わせて納付してね。
こんなことが書いてある。
どんどん逃げ場をなくしていくやり方だ。
さらにこれを無視しているとどうなるのか。
最終催告書
ついに紙に色がついた。
これには簡単にいうとこう書いてある。
もうさすがに放置しておくことはできないから、納付企画書書くから納税課まできなさい。
さらにこれ無視したら取引先とか勤務先まで調べ上げて処分するからね?
それが嫌なら早く納付課までこい!
ついに年金機構を怒らせました。
『あなたの取引先、勤務先などを調査し処分することになります』って脅しのように思えますが、国民の義務を果たしていないのはこっちなのか。。。
まさかだけどこれを無理したらどうなるの?
催促状
ん?本当にこれであってるよな?
順番は社会保険庁の『強制徴収の手順』に書いてある通りだからあってるはずなんだが、『催促状』で優しくなってないか?
まぁとりあえずこれらしい。
さらにさらにこれを無視したらどうなるのか?
差押予告
ついにここまできちゃいました。
これには簡単にいうとこう書いてある
よろしくね。
一応予告とされているので、本当に最後の猶予期限です。
指定された期間までに納付しないと。。。
財産差し押さえ
ここまでくると、もう言い訳もなにも聞いてくれません。
ただ本当に財産の差押がされます。
何を言っても無駄です。
子供が泣こうがわめこうが、お役人の方々は「再三勧告したよね?」でお金を持っていきます。
持ち家があれば競売にかけます。車があったら売られます。
とにかく納付額に達するまでとことんやられます。
とにかくこうなってはダメです。
なんとかしてでも差押まではいかせないようにしましょう。
実際に私がやった対策方法を紹介したいと思います。
財産差し押さえにならない為の対策
とにかく早め早めの行動が良いです。
『特別催告状』がきたら重たい腰を上げてでも動いてください。
場合によってはここで全てを食い止めることも出来ますから!
差押対策①税務署に電話
『特別催告状』などの下には、管轄の年金事務所の電話番号が記載されています。
とにかくここに電話をしましょう。
そして自分がどんな状況で払えないのかを説明します。
仕事を辞めてお金がないのか。
就職できずに困っているのか。
なんでもいいです。とにかく今払えない状況を説明します。
そしたら年金の免除申請の仕方を教えてくれますので、それを実行しましょう。
上手く行けば今までの未納金額が0円になることだってあります。
やるのはタダです。忙しいなど言わずに電話してみましょう。
差押対策②税務署に訪問
電話と内容は一緒ですが、実際に税務署に訪問したほうが早いです。
電話だと書類が送られてきて、それを自分で解読しながら記入していくのですが、直接行けばその場で免除申請の書き方を丁寧に教えてくれます。
添付資料などもメモして渡してくれ、あとはそれを揃えたら郵便ポストに入れて結果を待つだけ。
これで何十万とあった未納額が全額免除になることだってあります。
差押対策③免除申請
これは上2つのやることですが、とりあえず免除申請をします。
免除が通る、通らない関係なしに、支払いの意思があることを知らせます。
そうすると、差押までしないまでもとりあえず待ってみるか。となります。
免除の審査には通常3~4ヶ月などと言われていますが、その期間のうちは差押期日を延ばすことが出来ます。
この間にやることは一つです。
差押対策④未納額の納付
上記のことを試してもダメなのであれば、差し押さえられる前に納付するしかありません。
お金が無いから払えないんだよ!
お金があったらちゃんと納めてるよ!!
という気持ちも分かりますが、しかしそんなのはお役人様は聞いてくれません。
自分の好きなものを差押される前に、まずは何とかしてお金を工面するしかありません。
それが本当にダメなほどお金がないのであれば、免除申請の時点で多少なりとも年金の免除ができるはずです。
特別催告状の実体験
以上が”国民年金未納”の対策でしたがいかがでしたでしょうか?
私は一度会社を辞めてから勉強などの期間があり、収入が無い状態でしたが免除申請をしていなかったので『特別催告状』まできました。
しかし、実際に何をして言いのか分からず放置していました。
そしたら同じ手紙がもう一度。。。
これはヤバイと思い、やっと年金事務所に電話をし、免除申請のやり方を教えてもらい、なんとか免除申請が通り未納金額をなくすことが出来ました。
はっきり言って国民年金はややこしく、さらに勝手に義務にされて、しかも将来もらえるかも分からないものに払う気が起きなかったのが正直な気持ちです。
財産の差押や家族に迷惑がかかることを考えさせられる脅迫概念を突く通知書が送られてきたので、なんとか対策を講じました。
本当にお金がなく納付したくても出来ないのであれば、免除申請でなんとかなります。
実際に私は20万円近くの未納金額が0円になりました。
とにかく放置するのが一番危険です。
めんどくさいですが、一回やってしまえば何とかなります。
実際に同じ目に会っている人がいたら参考にしてください。
また、友人や知人に是非教えてあげてください。
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